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知財について次世代にもっと知ってもらおう!

「知財って何?」「それはなにか世の中の役に立っているの?」

知財業界にいる人であれば、一度ならず投げかけられる問いかけです。知財は、なかなかニッチな分野でもあって、広く誰もが興味を持ってくれるものではないことも当事者たちは分かっています。

それを重々承知の上で「やはり多くの人に知財に興味を持ってもらいたい。特に、これからの時代を背負って立つ次世代の方々に知財について知ってもらいたい。」と願っています。

少子化が社会課題になっていることも危機感を煽るのかもしれません。次世代の方々に向けた知財に触れてもらう取り組みが、今、次々と出てきています。今回は、その中で2つご紹介しましょう。

<【すごすぎ検証】東大卒なら特許も取れる説【目指せ発明家】>
東大王で有名なQuizKnockと特許庁のコラボYoutube動画です。

QuizKnockメンバーの4名が、特許権、実用新案権、意匠権、商標権の4つの産業財産権の取得に挑戦!といった内容です。特許庁の審査官も判定員として出演して各々の産業財産権について解説しています。

はたして、QuizKnockメンバーは何名が権利取得の可能性ありと判定されたのでしょう!?是非、動画をご覧になって確かめてみてください。

中学生や高校生の知的好奇心を擽る動画が得意なQuizKnockとのコラボレーション。若者の心に発明家の芽を育ててくれるでしょうか。

<期間限定!キッザニア東京「弁理士ウィーク」>
こどもの職業体験テーマパーク「キッザニア」に弁理士の仕事を体験できる「特許事務所」が期間限定(2024年3月15日~3月21日)でオープンです!

小学生から中学生に向けて「弁理士」という職業に触れてもらおうという試みです。日本弁理士会の全面協力のもと、商標を権利化する仕事を体験できます。

お子様と一緒に弁理士の仕事を実体験してみてはいかがでしょうか?

私自身も高校生の時に何気なく見た雑誌で「弁理士」という職業を知りました。その後、随分大人になってから、そのことを思い出したことが今につながっています。

知財業界だけでなく、延いては日本の産業の発展のためにも、次世代の人達が知財に興味を持っていただけると嬉しいです。

 

(メルマガ「IPビジネスだより 2024年2月号」から転載)